★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        「税理士いらず」の使い方                        2025.09.08 ≪第54号≫ 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。   税理士いらず               http://www.z-irazu.jp    小規模法人のための決算書・申告書一括作成タイプの税務会計ソフト ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□ 本日のメニュー ■□■ ----------------------------------------  ☆ 令和7年度版リリース開始のご案内  ☆ 令和7年度版でのバージョンアップ対応項目のご紹介  ☆ 「汎用インポート機能」の操作方法 ======================================================================== ● 令和7年度版リリース開始のご案内 ○ ======================================================================== 既に、ホームページでご案内させていただいてますが、 令和7年度版がリリースされました。 まだ、新年度版への移行をされていないお客様は、ホームページから 令和7年度版の最新バージョンをダウンロードしてから、お試しください。 ダウンロード、インストール、旧年度版からの移行方法、ライセンスキーの ご購入方法などは、年度が変わっても、毎年、同じ方法ですので、 以下のページのご案内をご確認ください。  http://www.z-irazu.jp/r07rel.html  http://www.z-irazu.jp/ikou.php  http://www.z-irazu.jp/purchase.php  http://www.z-irazu.jp/faq/faq2_7.php  http://www.z-irazu.jp/help/manual_1_2.html  http://www.z-irazu.jp/help/manual_1_3.html ======================================================================== ● 令和7年度版でのバージョンアップ対応項目のご紹介 ○ ======================================================================== 令和7年度版でのバージョンアップ対応項目については、インストール時に 組み込まれる「はじめにお読みください」に詳細な説明がございますので 必ず、このファイルの内容を確認してください。 ここでは、令和7年度版から新たに組み込まれた「汎用インポート機能」に ついての説明をさせていただきます。 「税理士いらず」には、以前、弥生会計からエクスポートされた 「弥生インポート形式」の仕訳ファイルを取込む機能がありましたが、 平成31年度版からは、この機能を廃止しました。 直接的な廃止理由は、新元号への移行にともない弥生会計の仕訳ファイルの 日付フォーマットが変更になってしまったためですが、その後、この機能を 復活させなかったのは、そもそも、他社様の仕訳ファイルの取込みを サポートしていたら、いつも他社様のフォーマットに追随しなくてはならない という問題があったためです。 また、他社様の商品名を本ソフトの機能の一部の名称にするということも あまり好ましいこととは思えず、別の方策を検討していました。 その結果として、特定の他社ソフトではなく、どの会計ソフトがエクスポート した仕訳ファイルでも基本的には取込める機能が必要との結論に達し、 今回の令和7年度版では、「汎用インポート機能」を実装することになりました。 この機能は、「一定の条件」さえ満たしていれば、どの他社ソフトで作成した 仕訳ファイルでも取込み可能ですが、もちろん、他社ソフトのフォーマットは 分かりませんので、UI操作を使って、お客様自身で「税理士いらず」に 取込める仕訳イメージを作成していただくという機能になります。 具体的な操作方法については、後述しますが、まずは、その「一定の条件」が 何かを説明します。 その条件とは、以下の2点のみです。  (1) 1仕訳は、カンマ区切りの1行のテキスト文字列になっていること  (2) 1行の中に、日付、借方/貸方科目、借方/貸方金額が含まれていること 他の条件は一切なく、上記の2条件だけを満たしていれば、 「伝票入力->汎用インポート」メニューで仕訳ファイルを取込むことができます。 ======================================================================== ● 「汎用インポート機能」の操作方法 ======================================================================== それでは、具体的な操作方法の説明をさせていただきます。 今回の説明に利用する仕訳ファイルは以下のファイルになります。  仕訳ファイル ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/001.jpg この仕訳ファイル(siwake.txt)は、実際には、弥生会計の汎用形式で エクスポートした仕訳ファイルです。 もちろん、このような形式のファイルである必要はなく、前述した「2つの条件」 を満たしているテキストファイルなら、どのようなファイルでも取込めます。 見ての通り、このファイルには、仕訳以外のコメントのような行もたくさん 含まれており、仕訳行は、先頭の項目が [明細行] となっている3行だけです。 しかし、この3行の仕訳行には、日付、借方/貸方科目、借方/貸方金額という 仕訳を構成する項目がすべて含まれてるので、このファイルは取込み可能な 仕訳ファイルということになります。 では、順番に、操作方法をご説明します。  (1) メニューを選択して、仕訳ファイルを読み込む。   「伝票入力->汎用インポート」メニューを選択します。     メニューの選択 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/002.jpg   「ファイルを開く」ダイアログが表示されます。     ファイルを開く ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/003.jpg   今回、読み込もうとした仕訳ファイルは、カンマ区切りのテキストファイル   ですが、ファイル名が、siwake.txt となっているので、ダイアログ下部の   「ファイルの種類(T)」を「すべてのファイル(*.*)に変更して、   siwake.txt を指定して「開く(O)」ボタンをクリックします。     ファイルの指定 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/004.jpg   読み込んだファイルの行数が表示されます。     読込み行数 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/005.jpg   「OK」ボタンをクリックすると、「インポート画面」が表示されます。     インポート画面 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/006.jpg  (2) 仕訳行を確定させる   読み込んだ仕訳ファイルである、siwake.txt は、カンマ区切りの項目数が   とても多いので、画面にすべての項目が表示されませんが、横スクロールを   すれば、行末の方まで確認できます。     横スクロール ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/007.jpg   ただし、現在の仕様では、1行で読み込める項目数は25項目までに   制限されていますので、もし、26項目目以降に、科目名や金額などの   仕訳の構成要素として必要な項目が存在するときには、予め、仕訳ファイルを   エクセルなどで編集して、不要な列を削除しておくようにしてください。   次に、コメント行などの仕訳行でない行をインポート対象からはずして、   仕訳行を確定させます。   2列目の「選択」のチェックをはずすと、その行は、インポート対象外に   なります。     仕訳行を確定 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/008.jpg  (3) 項目属性を設定する   日付、科目、金額などの各項目の属性を設定します。   この「インポート画面」には、画面左上の「行番号」、「選択」以外には   項目名が表示されていませんので、これから指定しますが、その前に、   4列目の日付は、すべて見えませんので、項目の境目にマウスをあてて   ドラッグして、少し広げます。     項目表示の拡張 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/009.jpg   次は、いよいよ、項目属性の設定をしますが、まずは、日付の列の   項目名(最初はブランク)を右クリックしてメニューを表示させます。     項目設定メニュー ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/010.jpg   左クリックで、「日付」を指定すると、日付の表示内容が確認できます。     日付の指定 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/011.jpg     日付の表示 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/012.jpg    ※日付のフォーマットは、複数の形式に対応しています。     具体的には、以下の日付形式をサポートしており、プログラムが     自動判別しますが、その他の日付形式のサポートが必要な場合は、     ご要望いただければ、前向きに検討させていただきます。       2025/04/01       2025年4月1日       R7/04/01       R.7/04/01       令和7年4月1日       令7年4月1日   この後は、同様の方法で、借方科目、借方金額、貸方科目、貸方金額を   指定します。   まずは、借方科目を設定します。     借方科目の設定 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/013.jpg   9行目の「現金」、10行目の「消耗品費」は、正常に認識されましたが、   11行目の「接待交際費」は赤字で表示されています。   これは、既存機能である、通常の「仕訳インポート機能」と同様で、   勘定科目メニューに登録されていない「非サポート項目」という   意味ですので、マウスクリックして、代替となる科目を選択します。     代替科目のリスト ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/014.jpg     代替科目の選択 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/015.jpg   同様の方法で、借方金額、貸方科目を設定します。     借方金額、貸方科目 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/016.jpg   最後に、貸方金額を設定すると、画面右上の「インポート」ボタンが   有効になります。     貸方金額の設定 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/017.jpg  (4) インポートを実行する   「インポート」ボタンが有効になるのは、貸方金額を設定したからでは   なくて、日付、借方/貸方科目、借方/貸方金額という仕訳を構成する   すべての要素が確定したからですので、項目の属性を決める順番は   どういう順番でもかまいません。   なお、項目属性としては、その他に、「摘要1」と「摘要2」が   ありますが、これらの設定は任意ですので、必須設定ではありません。   また、「消費税区分」、「取引区分」、「取引明細」は設定できません。   これらの項目の設定内容、たとえば、消費税区分なら、「課税(10%)」   などの表現は、「税理士いらず」固有の表現であって、他社様の   会計ソフトなどで採用しているとは限らないからです。   「消費税区分」については、まずは、「設定->勘定科目」メニューの   既定の設定にしたがって仕訳に設定されます。   もし、既定とは違う消費税区分にする必要があるのであれば、   「帳簿->元帳」メニューで編集することができます。   元帳での仕訳の編集方法については、以下のページをご覧ください。     http://www.z-irazu.jp/faq/faq5_11.php   「取引区分」、「取引明細」については、最初は何も設定されません。   この場合、「取引区分」は「省略時解釈」となりますので、必要に応じて   元帳メニューで変更設定することができます。   「取引区分」の「省略時解釈」については、インストール時に組み込まれる   「はじめにお読みください」の以下の内容をご確認ください。     7.「インボイス制度対応機能」についての説明      2)本ソフトで、インボイス制度対応機能をご利用になる際の留意点       (4) 取引区分の省略時解釈   さて、次は、いよいよ、仕訳をインポートします。   画面右上の「インポート」ボタンをクリックすると、     X件の仕訳をインポートしました。   という確認ダイアログが表示されます。     「インポート」を実行 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/018.jpg   「帳簿->仕訳日記帳」メニューを確認すると、インポートした仕訳を   確認することができます。     仕訳日記帳 ⇒ http://www.z-irazu.jp/mag/054/019.jpg   以上で、「汎用インポート機能」のインポート操作は完了なので、   通常の「税理士いらず」の操作をして決算処理をします。   なお、制限事項としては、前述の「1行あたり最大25項目」という   制限の他に、「読込みファイルの行数が1000行まで」という制限が   あります。   仕訳行だけでなくて、コメント行も含めて、1001行以上のファイルの   場合は、分割してから、複数回操作するようにしてください。 「汎用インポート機能」の操作方法の説明は、以上となります。 この機能については、まだ、マニュアル等が整備されてませんので、 ご不明な点がありましたら、ホームページのお問合せフォームより お尋ねください。 今回のメールマガジンの内容は、以上となります。 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇ 「税理士いらず」の使い方 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/   バックナンバーと配信停止はこちらまで     ⇒ http://www.mag2.com/m/0000278053.html ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆  【発行元】  有限会社アイソフト 「税理士いらず」販売事務局  URL : http://www.z-irazu.jp ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇